やはりこの会社ではキャリアアップは望めないと実感した話
職場の話です。
年が明けてからずっと考えてたんですが、どうあがいても未来が見えないので夏のボーナスもらったら、もうこの会社にいるだけ時間の無駄なので辞めようと思ってます。
人間関係、やりがい、環境などあげたらきりがないのですが、敢えて人にわかってもらうことを最大限に考慮した時に一番分かりやすいかなと思うのは「キャリアアップが望めない」ということです。
うちの営業の仕事はモノを売るというよりかは御用聞きに近いルート営業です。
人によっては御用聞きさえやっていれば一日が終わって帰ります。
「売り上げが落ちている中で一円でも多く結果を残そう」としている中で新規案件を攻めたり、企画を提案したりする人があまりいません。
何故なら、みんな給料が同じだから。
残業代は「外回り手当」として皆均等に固定給にプラスされる。
言わば、「みなし残業」というもの。
みなし残業代が発生する以上、定時の17:45までを過ぎてもなんとなーく残って18〜18:30くらいに帰るのがデフォになる。
営業なんて気を配り始めたらやることは際限尽きない。そんななかで1日中外を回って昼飯を食う時間すら割かれ夕方になってやっと戻ってきて、そこから明日の資料作りを始めたり企画書を一から作り始める人間。
自分の抱えてる顧客だけ回って同僚との昼飯に2時間弱を費やし、新規顧客のリサーチや企画、提案を作らずに「現状維持」だけをして18時ごろ上がる人間。
給料は一緒なのだ。
それが全てを物語っている。
みんな楽してお金もらいたいよね。だったら後者に甘んじる方がずっと気が楽。
スキルを磨く上では前者の方が間違いなく良い。
ただ、後者のような人間が何年、何十年も同じ環境にいれば自分の頑張り、費やした時間が馬鹿らしくなる。そして、そのうち結婚だの家庭だのを抱えればいつのまにか自分を後者のサイクルに組み込まれてしまう。
ずっと会社にいる人間、いわば「会社に染まった人間」が生まれるサイクルなんてこんなもんだろ。
いまの職場の平均年齢は異常に高く、60人ほどいるなかで今年でまだ20代が3人しかいない。ほとんどが40〜50代。
そんな人間の巣窟なのだ。
そんな環境だから当然、熱意を持って若手を育成しようという人間などいない。
「一回見せただろ?ほらできるだろ」「もう●年目なんだからこれくらいねえ」という0でなければ100という、
「全く知らないド新人じゃないんだからできて当たり前でしょ?」という絵に描いたような0か100かという思考が全てを物語っている。
研修もないし、教育システムもなっていないし、年次のバランスをとった人員配置の配慮のかけらもない。
彼らはただ家のローンを払って子供を進学させる、そしてあと10〜20年の退職の時まで現状維持ができればいいのだ。
そんな会社に未来は預けられない。
持論としてだが多少ブラックな方がスキルやキャリアアップが望めると思っている。
チコちゃんの言う通りでおれたちに「ボーッと生きてる」暇はない。
ここでの仕事は見かけは真面目で大層な大義名分を掲げているが、結局は身のない仕事だ。「営業職」であって「営業」ではない。
「営業職に従事していました」と旨を張って転職活動なんてできない。裏を返せばこんなカスみたいな営業経験を見込まれて中途採用する会社こそカスみたいなものであろうから転職するならキャリアアップ的な即戦力としてではなく、この3年間に頼らない「第二新卒」として転職したい。
道は長い。