グッバイ、グッドガイ

新聞社に勤めたけど配属先は営業でモノ書きにはなれなかった男、腹いせと言わんばかりに気になることや好きなものを100%主観で発信していきます。

退廃的SF感を煽るサチモスの新曲が勝負に出てる感が強いと感じた話

 

サチモスのニューアルバムのリード曲「water」。

 

最近一番聴いてます。

 

J-WAVE30周年記念ソングとしてオンエアされててずっと聴いてるうちに徐々に好きになりました。

 

歌詞を調べてみたら「タトゥイーン」だの「ジュピタージャズ」だの「自動航行」だのなんだか宇宙チックな歌詞。

 

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作曲:Suchmos
作詞︰YONCE

歌詞

火星のクレーターでランデブー
流行りのジュピター・ジャズで口説いて
自動航行 機械任せ 足を使わない種族さ
乾いた星は歌い足りなくて叫んでる

Everyone has the waters
Everywhere anyone has the muddy waters

ハローベイビー 胸に残らない映画を観よう
ついでに君を忘れよう
So sad, so happy
そうだタトゥイーンに行こう いっそ聖地リバプール

Gimme some water
Clear water

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6分もある曲なのにこの歌詞の少なさ。

 

穏やかなピアノのイントロで始まって後半からセッションみたいにどんどん盛り上がって、最後はまた哀愁漂うピアノで締まる。たまらん。

 

6分でいう曲の長さは「ボヘミアンラプソディー」から引用されてると思ってます。

 

クイーンのメンバーが持つ力全てを込めて作り出した渾身の「ボヘミアンラプソディー」。しかし当時のリード曲っていうのはラジオでオンエアしやすいように3分程度が相場とされていたらしく6分を超える曲なんてのはレコード会社からしたらとても売り出したいと思えるものじゃなかった。

しかしそこを押し通してラジオオンエアするには異様な長さ(3分で人は曲に飽きるという業界の通説もある)の新曲「ボヘミアンラプソディー」をリード曲にしたクイーンは見事ブレイクさせる。

なんて話が下敷きになってJ-WAVE30周年のコラボなんかもあったのかなーと。

 

J-WAVEでもこれを結構な頻度でほとんどフルで流しててすごい!

 

そして歌詞にもいろいろ解読しがいがある。

 

「ジュピタージャズ」ってのはカウボーイビバップの前後編に分かれたエピソード名。

「タトゥイーン」はスターウォーズに登場する主人公の住む砂漠の惑星

muddy waters」は言わずもがな知れたミュージシャン。

 

歌詞から見えてくる景色はカウボーイビバップみたいな世界の退廃した宇宙ステーションでタバコふかしながら酒と映画に浸ってるみたいな景色。

 

しかしなんでwatersなんだろう。

 

何が水なんだろう。